DaVinci 14によるAAFファイルの書き出し方
最近、DaVinci Resolveという映像編集ソフトが急速に普及してきています。
その魅力は何と言っても無料でプロ仕様の編集が出来てしまうこと!
映像の編集からカラーグレーディング、そして最新のVer.14ではオーディオ編集マシンとして名高いFairlightまで組み込まれ、ホントに無料でいいのだろうか?と心配になってしまうくらい(笑)
とは言え、映像編集からMAまですべて自分でやるというのはかなり大変だと思います。
まぁ、そのために「おまかせMA」があるワケですけどね!(笑)
というワケで、今回はDaVinci Resolve 14でのAAF書き出しについて書きます。
「おまかせMA」では、このAAFをProToolsで読み込んで作業していくので、DaVinci使いの人はご参照くださいませ。
DaVinciでのAAF書き出しは、〈デリバリー〉のページで行います。
ページ左上の[レンダー設定]にあるプリセットから選択できます。
で、結論から言ってしまうと、書き出し方は2通りあります。
ひとつはプリセット『AVID AAF』で書き出す方法。
もうひとつは、その隣の『ProTools』で書き出す方法。
※'17 9/24現在、日本語表示では『プロトコル』と誤表記になるため、写真は英語表示にしてあります。
ざっと検証した結果、違いは『AVID AAF』の場合、映像のレンダリングの有無を選択できるのに対し、『ProTools』では強制的に映像も含まれることくらいですね。
どちらで書き出していただいても構いません。
確認用映像はVimeo等に上げて共有しているケースもあると思うので、そういう場合は『AVID AAF』で映像なしにすればいいでしょう。
で、同じプロジェクトをそれぞれの設定で書き出した結果がコチラ。
詳細設定はすべてデフォルトです。
上段が『AVID AAF』(映像なし)で、下段が『ProTools』です。
ファイル名などに違いはあれど、共通しているのは「.aaf」のファイルが1つと、
「.mxf」というファイルが4つあるという点。
これらはオーディオに関するファイルとなっていて、「.aaf」が編集情報のファイル、
「.mxf」が実際のオーディオファイルになっています。
『ProTools』だけにある「Untitled.mxf」は映像ファイルですね。
重要なのは、これら書き出されたファイルすべてがないとProToolsで再現できないという点です。
ファイル容量を見てもらえば分かりますが、このAAFファイルは編集情報しか入っていません。
これだけ読み込んでも空のクリップが生成された上で「ファイルがみつかりません」となって使い物にならないのです。
必ず書き出されたすべてのファイルをフォルダにまとめて送って下さい!
書き出し方は以上となります。
不明点がありましたら「おまかせMA Powered by STUDIO MONOPOSTO」サイトからお問い合わせください。