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視聴環境によるミックスバランスの調整


みなさんは「等ラウドネス曲線」というものをご存知でしょうか?

これは、音の周波数を変化させていったときに人間が同じ音量だと感じる音圧レベルを測定し、グラフにしたもの。

例えば、1kHzの音が40dB SPL(音圧レベル)で聞こえる環境で、100Hzの音をそれと同じ音量と感じるには、60dB SPLちょいで再生する必要があるということ。

その差、はおよそ20dB SPL。

同じことをもっと大音量…例えば80dB SPLで行った場合、その開きは10dB SPLと小さくなっているのが分かります。

つまりこういうこと。

人間は聞いてる音量によって低い音や高い音の感じ方が変わる。

これは制作側の人にとっては結構重要な事だと思います。

だって、家でTVやPCを使って視聴するのと、映画館で視聴するのとでは聞こえ方が変わってきてしまうということですからね!

可能であれば、MA時にそれぞれに向けたミックスをするべきなんです。

弊サービス「おまかせMA」では、その辺の対応も行っております。

実際、つい最近お受けした案件に「Webと劇場での公開」というのがありましたが、それぞれに応じたミックスを納品させていただきました。

仮にWeb用(TV用)ミックスを劇場で視聴すると、おそらく声が耳に痛い感じになり、背後の音楽も大きめで声が聞き取りづらくなると思われます。

逆に、劇場用ミックスをそのままWebにアップすると、声の抜けが若干悪く、音楽もだいぶ小さく聞こえて、全体的に地味で丸い感じに聞こえるでしょう。

これは、劇場用の方がダイナミックレンジを広く取り(劇場は非常に静かなので、小さい音も聞き取りやすいため)、周波数バランスも大音量で聞いたときに聞き取りやすいように処理しているからなんです。

小さいスピーカーで小音量で聞くWeb用はその逆で、ダイナミックレンジを狭めつつ(一般家庭や屋外は騒音が多く、小さい音がかき消されてしまうため)、性能の悪いスピーカーでも声がよく聞こえるようにしてるというわけですね。

映像制作をされている方たちは、最終的な視聴環境を意識して完パケすることを強くオススメいたします!

弊サービス「おまかせMA」では、お問い合わせフォームに公開予定メディアを記入する欄がありますので安心です(笑)

※本来、劇場用ミックスは規定の音圧レベルでのモニタリングが必要になりますが、

 弊スタジオでは環境的に難しいので、規定よりも少し下げたレベルで作業しております。

 (2017年10月現在)

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