Playing the Piano #03
Playing the Piano シリーズ第3弾!
今回は1st.アルバム『flower drips』に収録して以降、
録音も、公の場での演奏もしてこなかった「rain train」をお届けします。
この曲、雨の中を黙々と走り続ける列車のイメージです。
途中、束の間の晴れ間が覗いたり。
ここだけの話、「rain train」と言っておきながら、自分の中では雪の中をひた走る
シベリア鉄道的な映像が根底にあります(笑)
ピアノはウィーンの名器、ベーゼンドルファーの最新モデル 280VC。
まだ日本にはこの1台だけだそうです!(2017年10月現在)
今回はB-tech Japanさんで試弾させて頂いた際に撮らせていただきました。
伝統ある旧来のモデルとは設計が違い、
だいぶ弾きやすく安定したピアノになってますね。
他社のピアノに慣れた人でも違和感なく弾けると思います。
個人的には重厚かつ華やか、そしてじゃじゃ馬的な旧来のキャラが好きなんですが、
その個性ゆえ弾きこなすのが難しい楽器なのも確かなんですよね。
なので、たとえホールに導入されていても、いざコンサートとなると
スタインウェイやヤマハなんかが選ばれてしまうのが現実。
それに負けまいという同社の意気込みと苦悩が見え隠れする
このVC(Vienna Concert)という新しいシリーズ。
今後の発展に期待したいですね!
この動画の最後には、オマケで290インペリアルという、
ベーゼンドルファーのアイコンとも言うべきフラッグシップピアノで
同じ曲の冒頭を弾いています。
新旧ベーゼンドルファーの音色を聴き比べてみてください♪
演奏自体は、いいところでちょっとミスってますが、
あえて撮り直さずに一発録音のままにしてます。
演奏は一期一会。
決して撮り直す時間がなかったワケではありません(笑)